
某工場の電気室改修に伴う低圧幹線ケーブルの仮設工事をしています。

一般家庭では見る事の無い太いケーブルを、工場の電力を止める事無く供給し別の屋外キュービクルより送電する作業です。

ケーブルルートは主に地中管を使いますが、ここまで施工するには大掛かりな外構工事が有ってからの事であります。

前写真の旧電気室より、こちらの屋外キュービクルまで地中内に管路が備わっています。その距離約100m。

今日の作業はケーブル数本を通す事がノルマです。一日のノルマを考えながら日々コツコツと完成させて行く事が大事です。

屋外キュービクルへはケーブルラックのスロープを使用しますが、この日は入口手前まで残りのケーブルも引いておきます。雨が多い時期ですので、開けたマンホールの蓋は閉じる事が正解であり、一日の作業時間と能率を考え進めていきます。

後から引くケーブルの邪魔に成らぬ様、先に引いたケーブルをバインド線で括り付けていますが、ごちゃごちゃに成ってますね(笑)
こう言った現場の流れは、熟年した職人の知識によって作られます。この日は6名での作業ですが、作業前に一人一人が現場の流れを熟知する様ミーティングするのです。
作業長となった者の技量が問われます。